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  • 2012.10.01 Monday
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<本の姫>は謳う 2巻 多崎礼

<本の姫>は謳う 2巻
多崎礼
(C★NOVELSファンタジア/中央公論新社)

アンガスの過去と、モルスラピスで忘れ病の謎を探る話を読みながら、ホリーのことを考えていた。ずっと直接痛め付けられてきたのはアンガスで、彼の送った苛酷な幼少時代に驚きと憤りを覚えたけれど、彼には今仲間がいて、姫とは互いに絶対の信頼を寄せ合っている。今も困難な旅の途中だけど、心を寄せるところがあるのは幸いだと思う。
アンガスが否定されるたびに、ホリーも一緒に否定され続けてきた。我が子が酷い仕打ちを受ける辛さと、彼女自身の人生を踏み躙られる辛さと、何重にも辛かったのじゃないか。一番の理解者であるはずの夫が、何も分かってくれていないのだと思い知らされて、打ちのめされたのじゃないか。
皆が幸せになればいいのに。皆が救われて、許し合えればいいのに、なんて思う。


1巻を読んだときにも『天使禁猟区』が頭をよぎったのだけど、いよいよ天禁が読みたくて仕方なくなってきた(^o^;
管理された天界、その体制への反乱、機械的な、無機的な天使や天界のイメージが重なる。夢中になって読んで、単行本も集めていたけど、手放してしまったんだよなぁ。その内買い直すかも…(__;)

神や天使のようなものを、おぞましいもの、内実は腐ったものとして描くアイディアは珍しくないのだろうけど、その設定が緻密に作り上げられていることに心惹かれる。この『<本の姫>は謳う』にも『天使禁猟区』にも。天使の階級制度だとか、こういう物語世界の構築に向いているのだろうな。

サイモンの災難 クラッシュ・ブレイズ 茅田砂胡

サイモンの災難 クラッシュ・ブレイズ
茅田砂胡
(C★NOVELSファンタジア/中央公論新社)

あらすじ(投げ込みチラシから引用)
前代未聞の宇宙船事故と新人映画監督サイモン
崩落寸前の橋と新人女優アイリーン
24年前の封印とヴァンツァー
この三つの線が重なる時――
「事件」は未然に防がれた……?

では、以下感想です。
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不死身のフジミさん 殺神鬼勧請 諸口正巳

不死身のフジミさん 殺神鬼勧請
諸口正巳
(C★NOVELSファンタジア/中央公論新社)

これは楽しい! 久々にノベルスを一冊、一気に読みました。
内容については、あらすじをクダクダと述べるよりも、あとがきを読んで雰囲気を感じとってもらえれば良いかと。
以下、あとがきから引用。

「オヤジ、殺人鬼、グロ、血、アクション、おきつねさん、スプラッター、殺人、内臓、イカレた人、神道、鈍器、外宇宙、目からビーム、好きなものをありったけ詰めこんだので弁当箱がはちきれそうです。」
「『なんで不死身の主人公が眉目麗しい吸血鬼とか出会って恋をはぐくむ少年少女じゃなくてオッサンなんだ』と言われても、『主人公は眉目麗しいヤツや少年少女にしろという法律はないから』『わたしがオヤジ好きだから』としか答えられません」
「続刊で必ずチェーンソーを出します」

これらの言葉にワクワクしたなら、ぜひ読んでみてください。楽しいですよ!

では、以下ネタバレ有りの感想です。
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おかしな先祖 星新一

おかしな先祖
星新一
(角川文庫)

星新一の訃報に接したとき、中学生だった私は、「もう新しい星作品と出会えなくなってしまったのだな」と、とても残念に思ったものでした。
けれど、最近は結構立て続けに文庫の新装版などが出ていて、自分が未読だった作品に触れる機会が持てて嬉しいです。
この『おかしな先祖』は昭和60年初版で、平成20年改版発行です。私は今回の改版が初読でした。

あとがきによると「SF落語を試みようということを、頭のすみにおいて書いた」作品集とのことです。
確かに、そう思って読むと落語的かもしれないですね。特に『戸棚の男』のオチは、私のような落語に明るくない人間には一番落語っぽく感じました。私の数少ない落語経験では何とも言えませんが。

勿論、落語を意識しなくても、どの話も面白いです。
ひとつひとつは短い話だけれど、またじっくり読み返したいと思います。

ドラゴンキラー売ります 海原育人

ドラゴンキラー売ります
海原育人
(C★NOVELSファンタジア/中央公論新社)

完結巻です。とりあえず完結、ということらしいですが。あとがきによると「このシリーズの今後に関しましては、またいつかお会いする日が来るかもしれませんが、現在のところは未定です」だそう。
正直もう少し長いシリーズになるのかと思っていましたが、この3巻で綺麗にまとまっていて結構満足。

帯にある通り「愛と涙の最終巻」でございました、ええ。ココってばリリィに首ったけじゃあないですか。
では、以下ネタバレ有りの感想です。
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