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  • 2012.10.01 Monday
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[BLCD]傷だらけの愛羅武勇

傷だらけの愛羅武勇
原作:彩景でりこ
(Misty/インターコミュニケーションズ)

キャスト
神田清志郎:吉野裕行
上坂要:安元洋貴
神田恭太郎:高橋広樹
美郷雄二:岸尾だいすけ


アンタら「チ○毛、○ン毛」言い過ぎ…!

というわけで、笑えました。原作も笑えたけど、やっぱり声がつくと破壊力が増す。ひぃひぃ笑い転げてしまった…。

アホヤンキー(後輩)×堅物番長(先輩)と、職場の同僚(実は中学の同級生)×ブラコン兄貴(アホヤンキーの兄ちゃん)の2本立て。兄ちゃんとそのお相手は職業オカマ。ええと、オカマ×オカマの方って兄ちゃん受けであってるよね? 攻めっぽい方が受けなので、そういうのが好きな人にもお薦め。

上坂の声が思っていたより男前だったので、最初はちょっと違和感があったけど、慣れれば気にならなくなった。いや、むしろ上坂の言動の王子様ぶりをひしひしと感じて良かったかも(見た目は髭オヤジだけど)。渋い硬派も極まれば王子だ…。何度「何この乙女展開…!」と身悶えたことか。2人とも不良のくせに思考回路が乙女なんだもの! アホでやんちゃな男の子達が恋にときめき狼狽える様ってのは萌えるね。

そんなわけで上坂も良かったんだけど、何といっても素晴らしかったのは清志郎! まさにアホヤンキー! まるで本当に彼が生きて実在しているのかと思うくらい迫真の演技。ツッパってても心の声はラブでいっぱい。何というツンデレ。可愛いったらないぜ。特に涙声とエッチのときの声が可愛過ぎてヤバかった。

兄ちゃん(恭太郎)の話も入っていて良かった! ダイヤもルビーも声が艶っぽい♪ 特にダイヤちゃんのオカマさんっぷりが、セクシーで可愛くて素敵。
でも親が死んだからって中学に通えなくなるってどういうこと? 就学義務があるんだし、中学生の年齢だと働けないはずだし。まあ、実質通ってなくても籍を置いてれば卒業証書はくれるけどね。原作読んだときは気づかなかったなぁ、これ。転校して、その中学校には通えなくなったっていうことなのかな。

そんな細かい設定はさておいて、CDの出来は大満足でございました。思っていた以上のハイテンションな演技で、たいへん楽しく聴きました。笑えてラブいのが聴きたい方はぜひ。兄ちゃんの話はちょっと切なさもあるよ! ちなみに初回特典のキャストトークCDも「チ○毛」言いまくってます…。

『キウイケツキドラキウイラ』くろだ美里

キウイケツキドラキウイラ
くろだ美里
(PRINCESS COMICS/秋田書店)

吸血鬼の突然変異、キウイケツキドラキウイラの物語。ドラキウイラは美しい青年の姿をしているがそれは仮の姿で、その本性はキウイ(鳥)なのだ…! というギャグ漫画。ドラキウイラの妻は狼女ならぬ多髪女で、満月の光を浴びると髪が伸びまくる…。こんな駄洒落一発ネタみたいな設定だけど、なんと14年間もプリンセスGOLDに連載されていたようで。確かに、何かこう、じわじわ面白いんだよね。夢中になるほどではないんだけど、ときどき読み返してクスクス笑える感じ。何にも考えないで気楽に読めて、しかも繰り返し読んでもそこそこ面白いっていうのは、ギャグ漫画として出来が良いってことだと思う。少女漫画のギャグ漫画って、妙な怪作みたいなのが意外に多くて面白いですな。

キウイ鳥の姿が、何ともユーモラスで味があって良い。丸くて愛らしい感じもありつつ、ずっしりと重そうなのも何か可笑しい。キウイというのは夜行性の鳥らしいので、案外吸血鬼に向いているのかも…?
個人的に気に入ったネタは「ハンシンバンザイ」のヤツ。吸血鬼と阪神ファンの取り合わせが笑えた。両者の温度差もすごいし(笑)

14年目にしてようやく初めて出た単行本、ということらしいのだけど、そうなるとやっぱり、ネタは選り抜きなんだろうなぁ。これが売れたら完全版が出るのかな? 帯に「プリンセスGOLDで大人気掲載中」と書いてあるんだけど、今も連載は続いているのかな? だとしたら、続きは選り抜きじゃなくて普通に全回収録の単行本を出してほしいな。

14年も続いてるのだから、きっと知る人ぞ知る作品なんだろうけど、秋田書店のことだから、下手したらこれ1冊きりしか単行本出ないかもしれない…。けっこう気に入ったので、続刊出てほしいんだけどな。できれば連載開始時からの完全版で。というわけで、気になった人はぜひ買って読みましょう! 2巻発売を後押ししましょう!

2009年3月の購入予定

予定は未定。必ず買うとは限らないけど多分買うであろう漫画のリストです。
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『ダイヤのA 14巻』寺嶋裕二

ダイヤのA 14巻
寺嶋裕二
(少年マガジンコミックス/講談社)

対薬師戦クライマックス! 盛り上がったねえ。高校野球をテレビ観戦してると「ああ、両方のチームに勝たせてあげたい!」って気持ちになるんだけど、あれと同じ気持ちで読んだ。特に9回の薬師の攻撃のとき。

雷市、うざいけど可愛いヤツだった。今でも充分「怪物」だけど、まだまだ伸びしろがあることが示された。けど、それは栄純だって同じだ。うう〜、早くも来年が楽しみになってきちゃったりして(笑) その前に秋季大会もセンバツもあるけど…じゃなくて、まさに目の前の試合があるんだけどね。一難去ってまた一難、というとちょっと違うけど、やっと勝ったと思ってもまた手強い相手とやらなきゃならないんだものなぁ、大変だあ。甲子園に行ったとしたら、それがさらに過酷になって続くんだもんなぁ。想像するだけで一生分の気力体力を使い果たしそう…。


◆1〜9巻の感想はこちら

『私の血はインクでできているのよ』久世番子

私の血はインクでできているのよ
久世番子
(ワイドKC Kiss/講談社)

「おえかき少女」からオタク女子への道をずんずんと歩んでいく少女時代の番子さんの思い出話。ほぼ同じ道のりを辿ってきた私にも、描かれていることがいちいち身に覚えがありすぎて悶え転げてしまった。いや、馬鹿だったよね、小学生とか中学生の頃。(今も馬鹿だけどあの頃よりはマシだと思いたい)

幼少時に漫画の面白さに目覚めて、おえかき好きの幼児がそのままイラスト・漫画描きに成長して、オタクな青春を送った…という人は必見(私もそうでした!)。あまりの「あるある」ネタに自分の恥ずかしい中二病時代とか、その他諸々の消したい過去をありありと思い出すことが出来ますよ!

番子さんが子供の頃に描いた実際の絵が、作中にいくつも載ってます。よくとってあったなぁ。私も小学生の頃はオリジナル漫画をけっこう描いてたはずなんだけど、全然残ってないよ。今見たらある意味面白いだろうから、とっておけばよかったなぁ。(関連記事:幼い頃に描いていたオリジナルキャラクター

しかし、同じようにオタクな趣味にハマっていった番子さんと私だけど、あくまで趣味にとどまった私と違って、番子さんはプロになったんだ、と思うと感慨深いものがあった。なんだか、今までよりも漫画家の人を身近に感じる気がした。私やあの頃の友人達のような、普通のオタク少女が本当に漫画家になったんだ。うんうん。好きで好きで描きまくってたら、技術も磨かれるってもんですね。

さて、以下は作品の具体的な内容に触れる文章で、未読の人にはこれから読む楽しみを損なうことになるかな、と思うので畳んでおきます。
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『あまいきみがすき』元ハルコ

あまいきみがすき
元ハルコ
(ビーボーイコミックス/リブレ出版)

甘い甘いあまーい! わーいわーい、ありがとう! いちゃラブ愛好者としてお礼を言います! おしゃれっぽい絵柄だけど、根底に流れるラブい空気…堪能いたしました! ああもう、ごちそうさま!

短編6篇と、内3篇の描き下ろしおまけ掌編収録のBL短編集。私は表題作の『あまいきみがすき』がたいへん気に入りました。優等生メガネ君と不良の学生カップルもの。この2人が、お互い照れながらもラブラブの甘々でイイ! タイプの違う2人なのに、2人とも可愛いったら。読んでる間中、にやけっぱなしでした。乙女の夢だね、イイ男2人がいちゃいちゃしてるのって! 腐女子(腐男子)の人なら、男の子同士が仲良くしてるのを見ながら腐妄想を逞しくしたことがあると思うのだけど、まさにその妄想が漫画になったみたいだと思った。

そもそもこの本、買う予定ではなかったんだけど、同時発売の他のビーボーイコミックスを買ったら、試し読みチラシがついていて、それを読んだら欲しくなってしまって…。まんまとのせられてしまった。けど、自分的には当たりだったので、のせられて良かった。試し読みって広告としてけっこう有効なのかも!

ところでこのコミックス、『BLの物語の力』というシリーズに入っているようなんだけど、どちらかというと、物語の力ってよりはキャラや演出で魅せる雰囲気系のように感じたのだけどなぁ。「萌えだけじゃない感動がある」が『BLの物語の力』シリーズの惹句のようだけど、正直、この『あまいきみがすき』は萌えの塊みたいに感じた。あまりに私のツボを突く甘々っぷりに、ある意味感動はしたけども。

6篇全部好みだったかというとそうでもないけど、絵柄は綺麗で格好良いし、小道具の使い方とか言葉選びのセンスも良いし、今後にも期待大です。いちゃラブとスタイリッシュさを両立させているBL漫画家ってあまり多くないと思うし。コメディのセンスが良いと思うので、暗い話よりもラブコメ描いてほしいなぁ。ラブコメで、ときどき切ないエピソードも入れつつ、みたいなの。

『天使禁猟区 全20巻』由貴香織里

天使禁猟区 全20巻
由貴香織里
(花とゆめCOMICS/白泉社)

懐かしい。私の青春の漫画です。中・高校生の頃にリアルタイムで読んでました。特に中学時代に夢中になりました…一度手放してしまったのだけど、最近古本で買い直しました。以下ネタバレ感想ですので、これから読む予定のある方はご注意ください。

1巻が1995年、最終巻が2001年初版発売で、6年20巻にも渡る連載だったのだけど、全巻一気読みしてみるとまあ、濃いというか忙しいというか、かなり駆け足に感じた。作者自身も1/4スペースなどにたびたび書いているが、予定のページに収まるように相当詰め込んで描かれているようだ。中だるみがなく展開がスピーディという点は良いけど、存分に時間とページをかけてじっくり描かれたものも見てみたかったな、とも思う。

通して読んでみると、分かたれていたものがひとつになっていく物語だったのかな、と思う。それは神が目指した「融合」という形ではなく、ひとりひとりは自立した個人として、自分の半身と理解し合うという形で。天国と地獄ですらもひとつになってしまった。どんなに神が禁じても、天使達は愛を求めていた。神さえも愛してくれないから…きっと誰にも愛されないで生きるなんてこと、出来ないんだろう。

個人的に帽子屋やその他のサタン様方がお気に入りなので、地獄編を一等楽しんで読んだ。着飾った九雷ちゃんも可愛いし。ただ、作品として「凄い」のは中盤以降、形成界編、神性界編だと思う。天使だ悪魔だの世界だから、ファンタジーではあるのだけど、その緻密に作り上げられた政治や世界は、SFのようでもある。そして、敵であった人物の、そうならざるをえなかった事情の描き方が上手い。伏線を張って小出しに悲しい身の上を描いているから、いざ真実が明かされたときに唐突な感じがしない。それどころか、この哀しい人が幸せであるように、とすら願ってしまう。セヴォフタルタもサンダルフォンもロシエルも、哀れでならなかった。本当に憎い相手は神ただ1人で。うーん、まあ、外宇宙の意識の集合体なんてもんを憎むのも妙な感じではあるけど。

この漫画に出会ったのが小学生か中学生の頃だったけど、その頃で良かったな、と思う。大人の私では、あれほど夢中になれなかったかもしれないから。初期の物質界編の垢抜けなさを、気にせずすんなり読めるだけの素直さがあったんだものなぁ。ヤンキーにヴィジュアル系だもんなぁ…いや、けっこう好きだけどね、ヴィジュアル系とか。

ディテールの好みは人それぞれだろうけど、作品としてはよく出来た読みごたえのあるものだと思う。未読の方は是非。文庫版も出てます。

『たまゆら童子 全3巻』佐野絵里子

たまゆら童子 全3巻
佐野絵里子
(SPコミックス/リイド社)

平安から鎌倉の時代を舞台に、この世の者ではない不思議な童子が、様々な思いを抱えた人々の前に現れる物語。1話読切り形式で、名もない市井の人々の話もあれば、歴史上の有名人の話も。紫式部、清少納言、源義経、安倍晴明、菅原道真、小野小町…等々。歴史に残るエピソードや言い伝え、説話をもとに、神秘的な童子を絡めた形でアレンジされていて、楽しい説話集のよう。もちろん作者オリジナルのストーリーもあって、いずれも当時の文化風俗がいきいきと描かれている。

巻末には作者自身による作品解説がついていて、これが歴史に詳しくない私にはとてもありがたかった。1話ごとに、下敷きにした話の紹介や作話の狙いを書いてくれているので、本編を1話読んでは解説を読み、改めて同じ話を読み返してみる…という読み方になった。いずれもよく出来た短編漫画なので、解説を見なくても楽しんで読めるのだけど、やはり背景を知ると一層面白い。

物語の筋も面白いけれど、それにピタリと合った絵が美しく、まるでお気に入りの絵本を見るように、何度も何度もページを行ったりきたりしてじっくりと楽しむことが出来た。解説を読んでは本編を読み直す、という読み方のせいもあるだろうが、1冊読むのに2時間ほどもかかった。「かかった」というよりは、それだけ意識してゆっくり読んだという方が正確かな。読みとばしてはもったいない、筋書きばかり追ってしまってはこの漫画の魅力が半減してしまうのではないかしら。

それにしてもこの絵のタッチ、どこかで見たことがあるような…と思ったら、今『Fellows!』で『為朝二十八騎』を連載中じゃないですか! もともと『為朝二十八騎』も楽しく読んでいたけど、ますます楽しみが増した気分。『為朝二十八騎』は鎧武者達の勇ましい姿が描かれているけれど、『たまゆら童子』の方はもっと優しげな雰囲気なので、とにかく表紙の柔らかく美しい絵に惹かれたならば読んで損はないですよ。

私が1番よく読み返している漫画は『バカ姉弟』だと思うのだけど、『たまゆら童子』もそこに加わりそう。どこからでも気軽に読めて、おとぎ話を読むように不思議に面白くて。ああ、買って良かった! 純粋な表紙買いでこんなに満足したのって久しぶりだなぁ。

『酔っぱらったらものにしろ』樹生かなめ

酔っぱらったらものにしろ
樹生かなめ
(SHY NOVELS/大洋図書)

BL小説でございます。同期入社の美形リーマン同士でございます。
『やれる時にやっておけ』と似た感じのタイトルですが、全然関係ない新作です。あとがきにタイトル案がいくつか書かれていましたが、私としては『俺は酔っていない』『酔ってないけど、酔っている』辺りが好みです…いや、それで売れるかどうかはおいといて。

実は両想いの2人が、お互い想いを隠したまま親友として振る舞うという、樹生かなめ作品には少々珍しいタイプの話。いやあ、相手の都合なんてお構い無しで「好きだー」と押しまくってくるキャラが結構多いイメージなもので…。その手の強引キャラとは違うものの、主人公の野々村は下戸の酒乱で、酒の力を借りて想い人の伍代に「俺と結婚しろ」と迫りまくるのであった……て、あれ? やっぱりお馴染みのパターン? いやいや、全部酒のせいにしてあくまで本心は隠し通そうとする野々村はなかなか健気で可愛らしかったですよ。

以下ネタバレです。
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『生きてゆく私』TONO

生きてゆく私
TONO
(UN POCO ESSAY COMICS/新書館)

TONOさんとお友達になってくだらない話がしたいっ!

ウフフ、と笑いながら読んで、そう思った。気遣いという名の牽制に満ちた、妙に表面的な「女子の会話」がものすごく苦手な私には、この漫画の丸出し感がとっても気楽で心地よかった。

かなり共感するところもいくつかあって、大いに語りたい気分ではあるのだけど、やっぱりブログに書く勇気はないわ…と思うのでした。だからこそ、こういうお洒落じゃないエッセイコミックを描いてくれる作家さんの存在がすごくありがたい。


◆『カルバニア物語 1〜10巻』の感想はこちら

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