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  • 2012.10.01 Monday
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2008年最後の更新です

今年ももうあと少しですね。見に来てくださった皆様、たいへんお世話になりました。できましたら来年も引き続きよろしくお願い致します…。

今年の購入数メモ。
漫画単行本:新刊339冊、古本305冊
漫画文庫:新刊4冊、古本12冊
BLCD:新品12枚、中古2枚
ドラマCD(BL以外):新品1枚、中古2枚


たくさん読んでいるつもりでも、集計してみるとそれほどでもないなぁ、と感じます。今年は、秋頃から、気になっていた人気漫画に少しずつ手を出すことができたので、来年もじわじわ名作人気作に挑戦したいですね。読んでみたいなー、と思っている漫画もまだまだたくさんありますし!

あと、BLCDを聴くようになったのが今年の個人的な変化です。漫画だけでも結構いっぱいいっぱいなんですけど、CDも一度聴きはじめてしまうと楽しくてやめられないですね!

面白い漫画が読み切れないくらいたくさんあった1年でした。きっと来年もそうでしょう!

『少年よ耽美を描け 2巻』ミキマキ

少年よ耽美を描け 2巻
ミキマキ
(ウンポコ・コミックス/新書館)

本屋で手にとって、まず表紙にふいた。なんつー表紙にしてくれるんだ、面白過ぎる(笑) 新葉が受ポジションなのも良いね。嶺良は新葉に惚れてるんだけど、プライドの高いツンデレキャラゆえに素直になれず…しかし、とうとう決心して告白したものの、天然鈍キャラの新葉は「好きだ」という言葉の意味を理解してくれない…苛立ちと寂しさにブチ切れた嶺良は思わず新葉を押し倒してしまい……と、つい妄想してしまった(笑) しかしその真相が「ホクロの数を競い合っている」だったとは! 奥が深いぜ、BL!(違)

1巻にも増して面白かった。1巻では小清水姉が出てくるとつまらなくなるなー、と感じたのだけど、2巻ではそんなこともなく全体に楽しく読めた。私がこの漫画に感じている魅力というのは、「BL知識のない男の子達があたふたしたり、自分なりの考えでBLに挑んだりして、おかしなことになってしまう」というところにあって、1巻では小清水姉が絡むと男の子キャラが受け身になってしまい(新葉でさえも!)、その魅力が消されてしまっているように感じたのだ。けれど、1巻ではただただ小清水姉に圧倒されていた新葉も、2巻では彼女のノリに多少慣れたのか、一緒にいても積極的に行動して彼らしさを発揮するようになっていたのが良かった。
また、小清水姉自身も、1巻では「二次創作好きの熱心な腐女子」のステレオタイプなイメージの寄せ集めにしか感じられず、好感が持てなかったが、2巻では「小清水詩織」というキャラクターなりの個性が出てきていて、ずっと好ましく思えた。

2巻を読んでいて1番面白かったのは、だいぶBL知識のついてきたキャラクター達が、ナチュラルに腐トークを繰り広げたり、何でもBLに見えてしまったりする様子だ(英語の教科書を見て「もろにジョン×マイク!」と思うところには笑った)。いち腐女子としては身に覚えがありすぎて笑ってしまう。もう君達は立派な腐男子だ!

さて、以下は「ヒヨコのオスとメスを分ける人BL」のネタで思い浮かんだBL漫画のことを少々…。
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『ひきずり香之介狐落し 序之章』正木秀尚

ひきずり香之介狐落し 序之章
正木秀尚
(刃コミックス/小池書院)

女に憑いた野狐(人に害をなす化け狐)を祓う話。狐が1匹1匹まったく違うデザインで、それぞれ独自性があるのが面白い。狐憑き、というモチーフからああいう狐を考えるのって、すごいアイディアだなぁ、と思う。気味が悪いのにものすごく色っぽくて、凄みさえ感じるところがあった。奇行を起こしているのは狐なんだけど、憑かれている女性自身の情念も見える気がした。

においや湿り気が立ち上るような、手ざわりが迫ってくるような、音が響いてくるような、目で見るだけでなく、五感で世界を味わえるような作品だった。

一応それなりに完結しているけれど、『序之章』ということは続きがあるのだろうか? もし出たならぜひ読みたいな。

『愛のもとに集え 2巻』サカモトミク

愛のもとに集え 2巻
サカモトミク
(花とゆめCOMICS/白泉社)

ううん、のんびりほのぼの漫画だねぇ。特にストーリー展開らしきものが感じられないので、長期連載になるのかしら、とも思うけど、行方不明のお父さんの動き次第でいくらでも急展開になる可能性はあるね。

水着の回…じゃなかった、海に行った回を見て、やっぱりこの作品の絵柄好きだなー、と思った。女の子の体がやわらかそうなのが良い。胸はもちろんだけど、太ももとかウエストとか腕とか、ふわっとお肉がついていて、触ったら気持ちいいだろうなぁ、と感じさせる。あまりたくさんの作品を読んでいるわけではないので、あくまでイメージでしかないのだけど、花ゆめ系の漫画って、わりと線がシャープというか、シュッとしたいかにも「絵的」な人物画を描く作家さんが多いイメージだったけど、この漫画はやわらかい印象を受けた。

1巻でも、けっこう細かいお金を気にする様に共感していたのだけど、いっそう貧乏描写の進んだ感のあるこの2巻に、ますます共感してしまう…。私ってそんなに貧乏が染み付いてたのか! いや、まあ、自覚はあったけど(笑) とりあえず、髪切るのってお金かかるよね…。私もお金なくて髪切りにいけなくて、たいてい残念な感じになってるよ…勇気ちゃんと違って元から残念なんだけどね。だって3千円とか4千円とかあったら漫画買っちゃうっての!(心の底から残念な奴だね…) いいなー、私も夢路に切ってもらいたい! 髪を切る、なんてちょっと特別なシチュエーションでも、ドキドキとかときめきとかじゃなくて普通にほのぼのしちゃうのがこの漫画らしいとこだなぁ。夢路は内心ドキドキしてたかもしれないけど。


◆1巻の感想はこちら


さて、以下は私のクリスマス日記。どうでもいい内容です。
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『水玉生活 サラ・イイネス作品集』サラ・イイネス

水玉生活 サラ・イイネス作品集
サラ・イイネス
(講談社漫画文庫)

最近『誰も寝てはならぬ』を初めて読んで、うわー、面白い!と思っていたところだったので、タイミング良く出たこの本にもサッと飛びついた。1989年からの作品が収録されていて、新参ファンの私にはとても嬉しかった。漫画作品だけでなく、作家の柴崎友香との対談や、雑誌掲載時の近況報告コメントも収録されていて、作者の考えや漫画家としての経歴、ペンネームの変遷とその理由などもわかり、これもまた新参者の私にはとてもありがたく、面白く読んだ。

『誰も寝てはならぬ』を読んでいて、漫画に、キャラクター目線ではない解説文というのか、ツッコミみたいな文章がついているのが、あまり見慣れない形式で、不思議だなぁ、と思っていたのだけど、この作品集を読んで、漫画というよりイラストエッセイみたいな『水玉生活』の始まりを見て、なるほどこういうところから来ている作風なのか、と納得した。平坦なペンタッチや、人間観察の文章なんかが、小さい頃に父親の本棚から出して読んだ大人向け漫画を思い出させた。ああ、時代的にも、モーニング系雑誌掲載だったことから考えても、『水玉生活』収録作品は、まさに私が幼い頃に見た大人漫画の一種なのかもしれないなぁ。父が読んでいたものよりは若者向けな感じではあるけど。

BLコミック恋する言葉。Perfect Bible(小学館クリエイティブ)

BLコミック恋する言葉。Perfect Bible
恋する言葉。委員会・編著
(小学館クリエイティブ)

「BL界初の名言集誕生!!」というわけで…わははー、買っちゃったよー。ま、ネタにね(笑)

藤たまきのイラストが良いってのもあるけど、思ってたよりも綺麗で乙女ちっくな装丁で、おお、素敵じゃないか、と思った。内容も、ひとつの名言、ひとつの場面ごとに見開き2ページを使って、前後の状況を交えた解説つきで紹介されていて、なかなか丁寧な作り。ただ、その分、全体で取り上げる作品数は多くなく、内容の薄い印象は受けた。取り上げる作品、作者が偏りすぎなんじゃないの?というのもあるし。ま、名言集、となるとヤマシタトモコ作品なんかは挙げやすいんだろうけど。物語の流れから離れて、その言葉単体で見ても詩的なネームが多いものね。

編集部の座談会も収録されていて、BL初心者だという小俣くん(男性)が、オススメとして『是‐ZE‐』を挙げているのが面白かった。あれが大丈夫ならかなりBL耐性があるんじゃないか(笑)
あと、新しい発見だったのがトジツキハジメの『千一秒物語』の方言が、四国の方言だと書かれていたこと。九州か中国地方だと思ってた! 四国人だけど気づかなかったなぁ。まぁ、四国って言っても広いからねー、地域によってだいぶ違いがあるし。何にせよ、方言萌えって今熱いね! 私は西日本の方言が好きだなぁ。関西から中四国、九州。


と、色々書いたけど、こんな本に手を出すようなBL好きを心底満足させるほどの内容ではないと思うけど、まあ、軽い気持ちで楽しむには悪くなかったです。試み自体は面白いと思うし、幅広い作品を取り上げて内容を充実させてもらえれば、そのうち第2弾もあっても良いんじゃないかな。

個人的には、この本で紹介されていた蓮川愛の『恋愛操作』が気になったので、いずれ読んでみようと思う。私って「自信家のやり手セレブ」「エグゼクティブ」みたいなのに弱いんだな、とつくづく感じる今日この頃。しかも私の大好物の「ラブラブなのにゴチャゴチャもめる」痴話喧嘩展開もあるみたいだし!…って、気になる作品が見つかったのは良かったけど、「名言」とはあんまり関係ない部分で惹かれてるような…。

2009年1月の購入予定

予定は未定。必ず買うとは限らないけど多分買うであろう漫画のリストです。
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『青春少年マガジン1978〜1983』小林まこと

青春少年マガジン1978〜1983
小林まこと
(KCDX/講談社)

すごい! 何と言うか…ああ…凄い、とにかく凄いと思ったんだよ〜(としか言葉が出てこない自分のアホさ加減がイヤになる)
この漫画は「小林まこと先生が『1・2の三四郎』を描かれていた1978年から1983年までの苦労話や楽しかった思い出などを漫画で」描くという、週刊少年マガジン50周年記念企画作品。(「」内P3からの引用)

正直、私は『1・2の三四郎』を読んだことがない。78年じゃまだ産まれてないし…。それどころか、小林まこと作品を読むのはこれが初めてじゃないかと思う。でも、漫画家の自伝的な漫画ならきっと面白いに違いないと思ったので購入した。そして実際、とってもとっても面白かった! この1冊に、色んなものが詰まってた。笑ったり驚いたり泣いたり、ものすごく引き込まれて読んだし、同時に、読みながら色々考えた。今年、週刊少年マガジンに連載されたのだから、当然といえば当然なんだけど、当時を知らない私が読んでも楽しめた。

言葉にすると月並みな言い方になってしまうんだけど、「漫画家って大変だぁ」とつくづく思った。特に週マガと月マガで連載を持っていたときの話には、読んでるこっちがクラクラしてしまった。編集部は鬼か!? 漫画なんて全然描けない私からすれば、真っ白な紙の上に漫画が生まれるって、それだけで凄いことだと思う。漫画家って、ずっとお話を考えつき続けているんだ…それってどんな感じなんだろう…。そう考えると、デビュー後しばらくして姿を消してしまう漫画家や作家が少なからずいるのも、無理もないことかもしれないと思った。

漫画家って大変…ということと、もうひとつ思ったのが、このくらい前の漫画って、みんな絵が手慣れているふうで、安定感があるなぁ、ということ。描線もなめらかだし、かなりデフォルメされた絵柄でも、バランスが良いというのか、基礎がしっかりしている感じがする。まあ、私が読んだことのある、ある程度昔の漫画って、有名作品かメジャー誌掲載作品がほとんどなので、単純に今現在私が読んでいる漫画とは比べられないだろうけど。アンタなんて絵の知識ゼロじゃないかと言われれば全くその通りだし、絵の上手さが漫画の全てではないと思うし。(個人的な好みを言えば、バランスが良い絵が好きではあるけど)

とにかく、感動という言葉が「心を動かされた」という意味なのだとしたら、とても感動した。漫画を読む人でも漫画を描く人でも、漫画が好きな人に広く薦めたい。読み終えて、「これ読んでみてよ!」と誰かに言いたくてしょうがなくて、その勢いでこの記事を書いてしまった。

キウイジャムを作った

20081217kiwi1.jpg
久々にジャムを炊きました(生姜ジャムは冬に備えて少し前にも炊きましたが)。実家からキウイをたくさんもらったので…。


20081216kiwi2.jpg
キウイ(赤いのはリンゴ)。この袋いっぱいにもらったんです。50個はあったんじゃないかしら。リンゴで追熟させながら毎日食べてたけど、同居人は「食べ飽きた」と言うし、残りはジャムにすることに。数えてみたら17個ありました。

分量は、キウイ680g(皮を剥いた正味)、砂糖270g(キウイの重量の4割)、レモン汁適当に。

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『プリンセスオンアイス 1〜2巻』塀内夏子

プリンセスオンアイス 1〜2巻
塀内夏子
(BLKC/講談社)

フィギュアスケート漫画。この作品を読んで思い出したのは、『塀内夏子短編集1』に収録されていた『42.195のダフネ』という作品。こちらは女子マラソンの話で、才能あるマラソン選手である勝気なヒロインと、徹底した理論派のコーチとの恋愛も絡めたドラマだった。作者も気に入っていたようで、その短編集のコメントで、「Jドリームの連載中で無理だったが、この話はもっと書きたかった」というようなことを述べていた。(手元に現物がないので正確ではありません)

勝気なヒロイン、コーチとの恋、おねえキャラの脇役など、2作品には共通する部分があって、ああ、『42.195のダフネ』で描きたかったことを、この『プリンセスオンアイス』で再び描こうとしているのかな、と思った。私も『42.195のダフネ』は好きな作品だし、続きがあるのならもっと読みたいと思っていたので、こうしてコーチとの恋愛も絡みつつのスポーツ物がまた読めるのは嬉しい。その題材がフィギュアスケートというのもまた嬉しい。フィギュアスケートに関しては特に、選手に敬意を払おうとしないマスコミの態度にはいつもイライラさせられているけど、その辺も多少意識して描かれているようで、読んでいくらかすっきりした。

今のところ、この作品への私の興味は、少女漫画的な恋愛模様の方にちょっと傾いているのだけど、どうなっていくのだろう。恋愛話はフェードアウトしていって純粋なスポーツ漫画になる可能性もひょっとしたら…なんて思わないでもないけど、まあ、ビーラブ掲載だし、きっと両立するでしょう。


◆『フィフティーン・ラブ1〜4巻』の感想はこちら
◆『フィフティーン・ラブ4〜6巻』の感想はこちら
◆『フィフティーン・ラブ6〜11巻』の感想はこちら

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