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  • 2012.10.01 Monday
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フィフティーン・ラブ 6〜11巻 塀内真人

フィフティーン・ラブ 6〜11巻
塀内真人
(少年マガジンコミックス/講談社)

今回は6巻第4話から完結までの感想。リックと組んでダブルスに挑戦したパン・パシフィック、全仏、そして全英ですね。これで『フィフティーン・ラブ』の感想もおしまいです。

氷の貴公子・バクジーの登場ですよ。イヤな奴だけど、憎めないなぁ。氷の貴公子なんつって登場したのに、いつの間にやら面白担当キャラだもんなぁ。名前も誤植されまくってるし。バグジーとかパクジーとか。扉ページなんかで遊ばれてるとこを見るに、実は作者もけっこう気に入ってるんじゃなかろうか。家族も出てきちゃうしね。

リックはかなり印象深いキャラだったので、もっと最後まで出ていたような気がしていたのだけど、全英の前にヒロと会ってからは出てないんだなぁ。でも、「たとえ対戦相手との間にどんな事情があったってテニスには関係ない、それほど試合は神聖なんだ」という彼の言葉は、まさに私がスポーツに対して抱いている思いと同じで、とても感動した。

全英できちんと各キャラのエピソードが描かれていて、読後感がすごく気持ち良い。気が付けば皆が人間的に成長し、前向きにひたむきにテニスに取り組んでいこうとしていて。
物語全体を通して見れば、技術だけでも、ひたむきさだけでも、トッププレイヤーにはなれないっていうのがバランス良く描かれていたなーと思う。勝利への執念を燃やし必死で練習して、そして技術を磨く。訓練に裏打ちされた確かな技術が頼りなのだ、というのが説得力があった。

フィフティーン・ラブ 4〜6巻 塀内真人

フィフティーン・ラブ 4〜6巻
塀内真人
(少年マガジンコミックス/講談社)

前回に引き続き『フィフティーン・ラブ』の感想を。今回は4巻第6話から6巻第3話まで。全英ジュニア決勝でデビーに敗れてから、全米オープンでフィッツ・ロイに敗れたところまで。

今回は何と言ってもロビン! 故郷も家族も過去の栄光も、そして恋も捨てて、それでもテニスだけは手放せない…テニスのために苦しみ、全てを失ったのに、それでもテニスが好き…自分にはテニスしかない、というのが凄まじいまでの迫力を持って伝わってきた。
読んでいる私にすら、彼の姿は痛々しくて、目をそらしたくなってしまう。でも、彼は逃げずに必死であがいている。ロビンがああなってしまったのは、確かに彼が弱いからなのかもしれない。でも、立ち直ろうとする姿はとても強い。自分の力を信じているから。またとべるはずだと、周囲の押し付けでなく、高みを目指しているから。世界を舞台に活躍していたから忘れそうになっているけど、まだ16歳だものなぁ。16なんて、まだ何者にもなっていない、自分の力なんて見えてすらいない方が普通なんだから。復活したロビンの姿を見るのが楽しみだなぁ。

そしてデビー! 相変わらず憎まれ口をきいているけど、それでもずいぶん丸くなったな。ヒロとはすっかり良いコンビに見える。正直、どんだけヒロのこと好きなんだよー!!とツッコんでしまった(笑) だって、ヒロが家族と日本語で楽しげに話す姿にそこまでショックを受けるなんて!
【あいつが全然別の顔をしてるのが腹だたしかった 知らないやつと 知らない言葉で 知らない顔をして――】
その手の話がお好きでない方には悪いが、腐女子心をいたくくすぐられましたぞ。


やっぱり展開はやいな、この漫画。全11巻で素人が世界のトップになるまでを描くんだからそうなるよな。でもその分密度が濃くてだれないし、キャラクターの成長が見えて楽しい。全米オープンは予選本選ともヒロの成長をすごく感じて感慨深かった。

フィフティーン・ラブ 1〜4巻 塀内真人

フィフティーン・ラブ 1〜4巻
塀内真人
(少年マガジンコミックス/講談社)

ウィンブルドン見てますか? ウィンブルドンだ、欧州選手権(サッカー)だ、と寝られない夜が続きますね! テレビで全英を見ながら、子供の頃に読んだこの『フィフティーン・ラブ』を再読したくてたまらなくなって、翌日古本屋に走って全巻買い揃えてしまいました。

昭和59年から61年にかけて週刊少年マガジンで連載されたテニス漫画。全11巻だけど、とりあえず今回は4巻まで(正確には4巻の途中のオレンジボウルが終わったところまで)の感想を書きます。

中学2年生のヒロは100m走の中学タイ記録を持つ陸上部の主力選手。しかしひょんなことからテニスを始め、持ち前の素質とガッツでめきめきと上達していく。

いやー、4巻までの展開が速い! 2巻で早くも県大会準優勝、そしてスカウトされてアメリカへテニス留学、4巻でオレンジボウル(ジュニア世界選手権)優勝。でも荒唐無稽でメチャクチャだ、とは感じないんだよなぁ。心理描写が細やかで、各キャラの個性や葛藤がきちんと描かれているから、すごく入り込んで読まされる。

子供の頃にも大好きで何度も読んでたんだけど、今読むとキャラクターが皆魅力的でいっそう面白い! テニスにかける少年たちの熱い思いがひしひしと伝わってくる…。でも、青春、という感じではないんだよな。テニスで世界一を目指す、っていうレベルの物語だから、テニスが生活や人生に直結してて、すごくシビア。面白いな、と思ったのは、主人公のヒロを、恵まれた環境でテニスが出来る少年に、ライバルのデビーを、貧困から這い上がるためにテニスに人生をかける少年にしたこと。
「スポーツは実力勝負だ、相手の事情など知ったことか」と言いながらも、親も家もなく生きるためにテニスをするデビーの境遇にショックを受けるヒロの葛藤、そのデビーを試合で敗り彼の生活を更に追い込んだことへの心の痛み、そしてそれでも、それよりも負けることの方がもっと痛く、つらいのだという気付き。そう、この点に読んでいて衝撃を受けたというか、ハッとした。本気で取り組んでいればそうだよなぁ。心が痛んだって、負けたくないから必死で頑張るんだ。勝つ喜びも、負けるつらさも、選手にはわかっている。私は、テレビのスポーツ番組で選手のバックボーンや苦労のエピソードをやたらに言い立てるのが嫌いなのだけど、そんなのは外野がどうこう言うべきでないと感じるからだろうな、と改めて思った。皆、それぞれに苦労も思いも抱えて、勝ちたくて、自分の力にかけるのだ。

子供の頃に読んだときには、デビーが格好良くて好きだったのだけど、今回の再読で、ヒロがすごく良いヤツだって気付いた。確かにワガママで考えが足りないところもあるけど、でも一生懸命で優しいんだよね。そう、リックが言った通り、見かけよりずっとナイーブで純粋なんだ。
ヒロだけじゃなくて、リックもロビンもロリも九童も、皆、以前に読んだときよりもずっとずっと魅力的に感じた。こういうとき、大人になるって素晴らしいな、と思う。理解力と共感力が、子供のときよりずっと増しているからね。

誰よりも優れた才能を発揮し、それ故に熱い気持ちを忘れ、周囲を見下していたロビン…ヒロとの試合で人間らしい、少年らしいさわやかな笑顔を取り戻した彼が今後どうなるか、覚えているだけにつらい! そして好きだ、ロビン! 子供の頃には、天才を失ったロビンの姿に恐怖にも近い感情を覚えたものだけど、今読むときっともっと深く色々な思いを抱くだろうな。ま、それはオレンジボウル後の話なので、またの機会に。

少し古い作品だけど、すごく面白いし、名作なので是非とも読みましょう! 全11巻だから古本でまとめて読むのに丁度良いですよ! そして語り合いましょうよ〜、誰か〜。

ハチミツ入り生姜ジャムを作った

新生姜の季節。ということで、生姜ジャムを作りました。分量は、新生姜170g、砂糖120g(生姜の重量の7割)、ハチミツ大さじ5、レモン汁適当に。
別に新生姜じゃなくても大丈夫です。

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ろりーた絶対王政 1巻 三嶋くるみ

ろりーた絶対王政 1巻
三嶋くるみ
(MANGA TIME KR COMICS/芳文社)

思いの外イイ話だった。嫌いじゃないけど、物語そのものよりも、どうでもいい(というわけでもないだろうけど)ような些事の方が気になっちゃうのは、それほど引き込まれるほどではなかったってことかな。あ、でも萌え系漫画としてはそれも狙ってやってるんだからいいのか。(でも、るるのスイングはさすがに気になったけど…一瞬左打ちかと思っちゃったよ。それとも両打ちなのか?ありうるな、彼女の場合)

鷹彦はりりの行動が子供だ、と感じているけど、女子の実態ってこんなもんだよ。個人差はあるだろうけど少なくとも私はこんなもんだ…ハタチもとっくに越えてるけど…。ああ、でも色々わかった上で開き直ってというか気にしないで好きなように振る舞うのと、何も知らないからこその子供らしさとは違うんだろうね。

第六話の「X-day」というタイトルと扉絵の物憂げなりりちゃんを見て、とうとうりりちゃんも大人の階段をのぼる日が来るのね…と思ってしまった。11歳って丁度そんな時期だし。全然そんな話じゃなかった。これが無垢な11歳少女とダメな大人との違いか…。

V・B・ローズ 12巻 日高万里

V・B・ローズ 12巻
日高万里
(花とゆめCOMICS/白泉社)

巳艶と露ちゃんの仲がようやく上手くまとまったよ、の巻。以下ネタバレ有り感想です。



露ちゃんには悪いけど、今巻でいちばん心を持っていかれたのは、巳艶が女装の紫に抱きついて「ありがとう」を言うシーンだったりする…。だって、わざわざ頬に触れるんだぜ…? ハグだけならともかく、なぜ頬に手をやるんだ!? ちゅーしようとする手つきだよ、それ!
えーと、真面目なこと言うと、もちろん巳艶は露ちゃんが好きで、紫はあげはのことが好きなんだけど、でもそれとは別のレベルで、お互いがお互いにとっての1番の存在なんだろうな。親友というのか、こういう関係って良いですなぁ。


巳艶と露ちゃんがちゅっちゅしてる場面は、往年のトレンディドラマのようでしたな。「行くなよ ずっと好きなんだ」「もう…っ 離れたくないの」――ですよ! ここまでベタにやられるとトキメキよりも照れが先に立っちゃうわぁ。この作品自体のノリが軽めだからってのもあるでしょうけど。今巻も楽しく読んだですよ、うん。

なんか、思いの外長く続いてる『V・B・ローズ』だけど、14巻で完結予定だそうで。正直、何が物語の中心なんだかよくわからないんで、どう終わらせるんだろう?なんて思ってたんだけど、次巻予告を見る限りではあげはと紫の関係にちょっと動きあり…なのかな。

◆11巻の感想はこちら

すんドめ 1〜4巻 岡田和人

すんドめ 1〜4巻
岡田和人
(ヤングチャンピオンコミックス/秋田書店)

弟から借りた漫画。以前から表紙の女の子が可愛いなーと思っていて、読みたいと思っていたのだ(^^)v

結果的にまとめて借りて読んで良かった。というのも、1巻の最初の頃はあまりピンとこなくて、いまいちノリきれなかったから。「女の子がわかりにくい」ってのは事前に聞いてたし、エロいのも承知してたんだけど、もっと薄暗い感じを想像してたんで、浪漫倶楽部絡みのギャグっぽいノリが思いがけなくて、一歩ひいてしまったのだ。

でも、4巻まで読み終える頃には好きになってた。胡桃ちゃんのことが好きになってた。胡桃ちゃんに無体に扱われたい、でも優しくされたい、彼女に笑いかけられたい、笑っていてほしい……ああ、もう、英男にがっちりシンクロしてんじゃマイカ。M心を刺激される…(笑) でも、被虐心だけじゃなくて、同時に嗜虐心もざわざわと胸の底に蠢いてしまう。彼女の、骨の浮いた細い体、病弱な素振りに、甘美で乱暴な気持ちが頭をもたげてくる。だって、だって、君は僕のために色んなことをしてくれるじゃないか。僕をいじめて、辱めているふりをして、本当は、恥ずかしいことをしてるのはいつだって君なんだ。


胡桃ちゃんについては謎だらけなんで、有りえねーと思いつつも色々妄想して楽しむ。実は浪漫倶楽部に捕獲された宇宙人なんじゃね?とか。ワラ人形で呪われた生徒絡みの霊だったりして、とか(笑)
というか、女の子が普通にノーブラな時点でこれは誰かの夢世界では…(^^;

来月には5巻が発売らしいので楽しみ楽しみ。

ゆすらうめジャムを作った

1週間くらい前ですが、実家からゆすらうめをもらったので、ジャムにしました。あまりたくさんはなかったので、出来上がりの量はちょっぴりになりました。

分量は、ゆすらうめ240g(種含む)、砂糖50g、レモン汁適当に。
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ちまちま かがみふみを

ちまちま
かがみふみを
(ACTION COMICS/双葉社)

可愛らしいお話でした。子供や動物を眺めるようなほほえましさ。
身長差のあるカップルって大好き。背がちっちゃい女の子が好きだし、背が高い男の子が好きだし、並んだときのデコボコぶりも好きだし!

なんか夢みたいな話だったなぁ。現代のおとぎ話。黒川くんと真由ちゃんが年をとったら、昔話のお爺さんとお婆さんになるんじゃなかろうか。

第8話の「恋人同士なら…」にコケた。え、恋人同士じゃなかったの!? もうとっくにそのつもりで読んでた…(^_^;
やっぱ「付き合ってください」「はい」ってやりとりが必須なんだねぇ。高校生らしいねぇ。(私は高校生のときには恋愛イベント一切なかったんで、実際どうなのかは知らないけど)

これってやっぱり、読みながら自分の学生時代と重ねて見たりするもんなんだろうか。自分も好きな子と一緒にいたらドキドキしてどーのこーのとか、思う人が多数派なのかなぁ。
最近、学生の恋愛を描いた漫画を読むと、どうもそんなことを考えてしまう。自分が社会人になるまで恋愛経験皆無だったんで(恋人がいなかったどころか、誰かを好きになったことすらなかった)、自分の読み方が変なんじゃないかと思ってしまう。それとも、実際にはそういう人って案外多いのかな?

モモタノハナ 井ノ本リカ子

モモタノハナ
井ノ本リカ子
(MFコミックス アライブシリーズ/メディアファクトリー)

本屋で見かけて、手にとってみて、裏表紙の女の子のヒップから太もものラインに心惹かれ……たものの、お金の余裕がなくて買わずにいた漫画。そしたら弟が持ってて貸してくれました! ありがとう、弟よ!

ほんわりむっちり可愛い女の子たちとの、なんてことない日常スクールライフ。あとがきに「たらたらした日常ラブコメが描きたかった。でもちょっとたらたらしすぎたかも?」とあったけど、私は日常系の話が大好きなので、とっても楽しめました。
主人公の男の子がぽやぽや揺れ動いてるのも、嫌な感じがしなくて可愛かったし。

ああー、せっかく借りたけど、これは自分でも買うかも。女の子が優しくて可愛くて和む…。こういうのを癒し系っていうのかしら。

以下、借りるときに弟と私が交わした会話。くだらないです(笑)
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