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『酔っぱらったらものにしろ』樹生かなめ

酔っぱらったらものにしろ
樹生かなめ
(SHY NOVELS/大洋図書)

BL小説でございます。同期入社の美形リーマン同士でございます。
『やれる時にやっておけ』と似た感じのタイトルですが、全然関係ない新作です。あとがきにタイトル案がいくつか書かれていましたが、私としては『俺は酔っていない』『酔ってないけど、酔っている』辺りが好みです…いや、それで売れるかどうかはおいといて。

実は両想いの2人が、お互い想いを隠したまま親友として振る舞うという、樹生かなめ作品には少々珍しいタイプの話。いやあ、相手の都合なんてお構い無しで「好きだー」と押しまくってくるキャラが結構多いイメージなもので…。その手の強引キャラとは違うものの、主人公の野々村は下戸の酒乱で、酒の力を借りて想い人の伍代に「俺と結婚しろ」と迫りまくるのであった……て、あれ? やっぱりお馴染みのパターン? いやいや、全部酒のせいにしてあくまで本心は隠し通そうとする野々村はなかなか健気で可愛らしかったですよ。

以下ネタバレです。
遠藤主任は何か裏があるかなー、とは思ってたけど、あそこで野々村を罠にかけるとは思ってなかったんでちょっとビックリした。昏睡暴行なんぞする人だとは思わなかったし。遠藤のそのやり口には眉をひそめたものの、野々村のピンチにワクワクしちゃったのは否定できない私。

がんばれ伍代! 野々村を救いに格好よく現れるんだ!

と、思っていたら、自力で遠藤をのしちゃう野々村! 期待が外された形なんだけど、笑ってしまった。樹生かなめ作品の、この、予想を上回る破壊力が好きなんだよなぁ。

というわけで、概ね楽しんで読んだのだけど、ひとつ引っ掛かったのが、伍代の親が簡単に折れすぎなんじゃないの?ということ。特に父親はかなりの難物のように書かれていたのに、2人が付き合う上での直接の障害にはならず、あっさりと説得されたかのような書かれ方をしている。実際にはかなり揉めたのかもしれないが、書かれていない事件は読み手には無いのと同じことだものなぁ。ちょっとすっきりしない。

まあ、伍代の父親がおとなしく引き下がったのも気になるし、吉住と矢沢の関係も気になる…これ、続編出ないかしら。今度は吉住と矢沢メインでもいいし。で、その次は遠藤と居酒屋オーナーとか(笑)
野々村と伍代がいちゃつくのも見たい。完璧男前の伍代だけど、絶対ちょっと変な人だと思うんだよ。だから、独占欲が強くて嫉妬深いのに天然マイペースな伍代に、野々村は可愛く振り回されればいいと思う。

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  • 2012.10.01 Monday
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  • 21:18
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コメント
はじめまして。
ひょんな事から、かなり前の記事読みました…
フィフティーン・ラブの事を書かれていたので思わずコメント。
自分もかなり好きな作品です。塀内夏子作品全般好きです。
主人公以外にもしっかりしたエピソードがあって敗者の描き方とか塀内スポーツマンガはおもしろい。
確かにデビーとヒロはいいコンビて感じでしたね。そのご妹エイミが事故で死んでしまうまでは…
当時、デビーをどこまで不幸にするんやと思いながら読んでました。
ビリーも好きやな。実は最大の弱点はプレッシャーに弱い。
『鷲はいつも一人で飛ぶのさ』
マジで錦織選手が出てきた時リアル【ヒロ】って思ったよ。片手のフォア、両手のバック。
そんな自分は35才…単行本読んでた当時は14才くらいやったかなぁ…
懐かしくて思わず長々コメントしてしまいました。
たぶん近々、古本屋巡ってフィフティーン・ラブ買い揃えてる自分が見える…
  • のり
  • 2009/02/05 11:09 PM
のりさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

私自身はJドリームの世代だと思うのですが、歳の離れた兄が塀内作品のファンだったようで、単行本をたくさん揃えていたので、塀内夏子は色々読みました。敵味方ともに気持ちを丁寧に描いてくれるので、読みごたえがありますね。

エイミの死は、兄とも語り合ったものでした。私も兄も彼女を気に入っていたので…。エイミの事故だけでなく、主人公のヒロを(どちらかというと)悪役のような位置に置くエピソードが結構多くて、それもまた切なかったです。

ビリーは、大人になって読み返してみると、一層魅力的に感じました。大人の男の魅力があります。その弱さも…格好良いけれどすごく親しみやすいキャラクターですよね。

テニスを見るのは好きですが、技術的なことは全くわからないので、錦織選手のプレースタイルとヒロのそれがどうなのかはよくわからないのですが、若くして世界を舞台にプレー出来るっていうのは素晴らしいですよね。今後も活躍してほしいと思います。

子供の頃に読んだ漫画って、急にまた読みたくなったりしますよね。実はオフサイドも大人になってから古本で集め直したりしましたよ。
たくさん書いてくださってありがとうございました。周りにフィフティーン・ラブの話が出来る友達がいないので嬉しかったです。
  • shiroii
  • 2009/02/06 8:12 PM
確か、錦織選手はテニス留学した年齢やオレンジボウル取った年齢もヒロとかぶってたような…
違ったらすいません。

てか、自分Jドリームは読んでないっす…
社会人なりたてでバタバタしてる時期でマガジンやジャンプを買わなくなったから…
涙のバレーボールやオフサイドはバッチリ読みましたけどね。
あの作品も敗者を、うまく描いてますよねぇ。
織田さんが、かなり好きですな。織田さんの引退試合は泣けました。
あとは、不破と島本もいいです。
『子供の頃、毎日のように遊びに来てた親友は……』てのが印象に残ってる。

Jドリームも読みたいけど長編すぎてなぁ…
あと一番読みたいのは、勝利の朝なんやけど、売ってない…
塀内先生いわく、びっくりするほど売れんかったらしい。

てかフィフティーンラブを少し語りあえてよかったです。
たぶん10コくらい年上のおっさんやけど、コメントに返事
ありがとう。m(__)m
  • のり
  • 2009/02/06 9:20 PM
のりさん

Jドリームは私も最初の方しか読んでないんですよ。兄が途中で買うのをやめてしまったので…。当時は兄や姉の買ってくる漫画ばかり読んでいたので、自分で買うっていう習慣がなかったものですから。

オフサイドも良いですよね。織田さんは私も好きです。ビリーに似たところがあると思います。気のいい兄貴分っていう感じで。不破と島本のエピソードは感動的でした。不破が生け垣を越えてやってくるところは名場面ですよね。
敗者の描き方という点でいうと、最後の県予選のヨコナン戦が印象深かったです。力はあるのに川高の陰の存在になってしまったヨコナンの選手達の悔しさがひしひしと迫ってきて…。あの試合は慶彦に感情移入して読みました。

勝利の朝は私も読んだことないです。少年犯罪の冤罪事件の話らしいですね。今は絶版のようですが、裁判員制度のことなんかもありますし、もし復刊したら注目されるかもしれませんね。

こちらこそ、ブログ読んでもらえただけでもありがたいのに、コメントまでしてもらえて本当に嬉しいです。機会がありましたらいつでも気軽にコメントしてくださいませ(^^)
  • shiroii
  • 2009/02/07 12:31 AM
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