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FAKE 真東砂波

FAKE 全5巻
真東砂波
(HUG文庫/飛鳥新社)

1993年から2000年までマガジンビーボーイで連載されたアクションBL漫画の文庫版。

長期連載なのに最後まで面白さが損なわれていないのが素晴らしい。それどころか、長期化に伴ってキャラクターの掘り下げが進んで、一層深みが増している。レオやジェスのような、悪だけど簡単に悪人と割り切れない、その最期にやりきれなささえ感じるキャラクターも描かれるし。
BL漫画だけど、主役の二人(リョウとディー)の恋愛話に閉じてなくて、事件を通して脇のキャラクターのエピソードや、リョウとディーの心の動きが描かれていて、恋愛面でもアクション刑事モノとしても楽しめる。ま、ツッコミどころは多々あるけども、根底はラブコメだから、あんまりシビアに見るのは野暮ってもんでしょう。

シリアスなテーマの話でも、折よく挟まれる軽妙なギャグ、コメディ的演出がすごくセンスが良くて、重くなりすぎず読めるし、そうしたコメディ調のノリが多い中で、ここぞという場面のシリアスな演出がグッと引き立つ。このバランスが見事。
実際、二人がとうとう結ばれる場面など美しくすらあるものなぁ。文庫版でも5巻、単行本だと実に7巻まで、まあよくも焦らしに焦らしてやっと結ばれるのだから、読んでるこっちも感無量。少女漫画で、最後にとうとうそういう関係になるようなものがあるけれど、本当にそれに近い感じだと思う。詳細な描写を省いて、断片的なイラストとモノローグで処理しているのも少女漫画的でロマンティックだ。


また、リョウとディーを中心に描いた本編の合間に描かれる、成長したビッキーとキャルのラブストーリーも良い。こちらは少年と少女の物語だから、本当に少女漫画だ。こういうものを入れることが出来たってのは、長期連載ならではだろうな。同じ作者の『RA-I』という作品とリンクしているのも楽しいし、真東作品のファンとしては嬉しいところ。
いやぁ、本編では可愛らしい悪ガキのビッキーだけど、成長した姿の格好良いこと! 私はディーのファンなんだけど、キャルが言った「ディーよりいー男」って言葉もあながち間違いとは言えないぞ、と思う。


今はHUG誌で続編が連載中なのかな? 私はHUGの創刊号を購入して読んだのだけど、そこで初めてこの『FAKE』を知って、すぐに文庫を買い求めて、後はもうズルズルと真東砂波作品の虜に(笑) 今なんて、『FAKE』は文庫版を持っているのに、単行本も欲しいなー、なんて思ってるし。文庫版は描き下ろし新作も入っててとっても良いんだけど、やっぱり絵が小さいからね。真東作品は絵も大きな魅力だもの。
こういう良作が復刊されて、さらに続編が描かれるというのは素晴らしいことだと思う。続編の単行本が出るのを心待ちにしてます。

◆ドラマCD『FAKE -Final Act-』の感想はこちら

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